ポリッシャー

ポリッシャーとは?

ポリッシャーは「研磨機」の事です。まさに車磨きを行う機械ですね。ポリッシャーを使うことで手作業より正確に、効率よく研磨作業を行うことができるようになります。

車磨きにおけるポリッシャーは主に3種類あります。自分のレベルや用途に合わせたポリッシャーを選びましょう。順番に解説します。

ポリッシャーによってパワーや仕上がりが変わります!

シングルアクション

回転軸が単一(シングル)方向に回転するポリッシャーです。昔ながらのポリッシャーですね。英語だとロータリーとも呼びます。

シングルアクションの動き
シングルアクションの動き

評価

 研磨力  ★★★

 価格   ★★☆

 使い易さ ★☆☆

シングルアクションの3段階評価ですが、研磨力は「3」、価格は「2」、使い易さは「1」となります。

まず研磨力(パワー)は「3」です。絶対的なパワーは3つのポリッシャーの中で一番あります。ですので粗い初期研磨から中間研磨くらいが最も得意なポリッシャーです。

価格は「2」となります。自動車研磨用ポリッシャーの価格としては高過ぎず安過ぎずといったところです。今なら2~3万円出せばいいものが購入できると思います。そして使い易さは「1」です。一番低い。使うのが一番難しいということになります。

シングルは一番難しいのか…

最初のポリッシャーにはおすすめしません。

参考までに、僕が使っているシングルアクションポリッシャーはコンパクトツールのC-201というモデルです。

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ギアアクション

回転軸がギザギザ(歯車=ギア)に回転するポリッシャーです。

ギアアクションの動き

評価

 研磨力  ★★★

 価格   ★★☆

 使い易さ ★★☆

ギアアクションの3段階評価ですが、研磨力は「2~3」、価格は「2」、使い易さは「2」となります。

まず研磨力(パワー)は「2~3」です。シングルと同様に初期研磨から中間研磨まで幅広くカバーできるポリッシャーとなります。

価格はシングルと同じ「2」です。ただしシングルよりは若干高く3~4万円はするイメージですね。そして使い易さも「2」。シングルに比べるとかなり使い易いポリッシャーで難易度はぐんと下がります

ギアの方がシングルよりは使いやすいのかな…

ベースはシングル回転なのでいきなりだと難しく感じると思います。

参考までに、僕が使っているギアアクションポリッシャーはコンパクトツールのG-150Nというモデルです。

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ダブルアクション

回転軸が偏芯しながら回転するポリッシャーです。デュアルアクションとも呼びます。意味はどちらも同じで回転軸が2つ(ダブル・デュアル)ということです。

ダブルアクションの動き

ダブルアクションポリッシャーは偏芯運動の大きさ(mm)によってさらに分けることができます。

✅ハイオービット

偏芯運動の軌道(オービット)が大きいダブルアクションポリッシャーです。大揺動ダブルアクションポリッシャーとも呼びます。一般的にはオービットが15mm、21mmのモデルを指しますが、最近ではもっと大きなオービットのモデルも発売されています。オービットが大きいほど研磨力がアップしますが、難易度も高くなります。また価格もオービットの大きさに比例して高くなる傾向が強いです。一般的な製品の相場で4~7万円程度ですね。

参考までに、僕が使用しているハイオービットのダブルアクションはルペスのLHR15マーク3というモデルです。

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✅ローオービット

ハイオービットとは反対に偏芯運動の軌道が小さいダブルアクションポリッシャーです。オービットは2~5mm程度のモデルですね。オービットが小さいほど研磨力も小さくなりますが、より繊細な最終仕上げ研磨向けということになります。またオービットが小さいほど初めてでも使いやすくなり、価格も低くなります。1万円前後で購入できるモデルも存在します。

僕が使用しているローオービットのダブルアクションポリッシャーは京セラ(旧リョービ)のRSE-1250というモデルになります。

この他にもオービットが7~12mmのモデルもありますが、これらすべてを総称してダブルアクションポリッシャーと呼びます。

評価

 研磨力  ★★★

 価格   ★★★

 使い易さ ★★☆

ダブルアクションの3段階評価ですが、研磨力は「1~3」、価格も「1~3」、使い易さは「1~2」となります。

全体的に評価に幅がありますが、これは先程説明したオービットの大きさに関係しています。まとめると次のようになります。

ハイオービットはパワーがあるけど高くて難しいのか…

はじめてのポリッシャーにはローオービットのモデルをおすすめします!

まとめ

以上が車磨きで使われる3種類のポリッシャーの概要となります。気付いた方もおられるかもしれませんが、1台で全てをこなせる万能ポリッシャーは存在しません。ボディの状態やご自分のレベルに合わせたポリッシャーを選んでください。

初めてポリッシャーを使われるのであれば最初は研磨力が低く扱いやすいローオービットのダブルアクションポリッシャーをおすすめします。その中でも京セラのRSE-1250は本当に使いやすくカスタムもできますので1台目にはぴったりのポリッシャーです。お値段もお手頃で手も出しやすいかと思います。研磨力が低いといっても研磨の世界を十分楽しんで頂けますよ。

ポリッシャーについてもっと詳しく知りたい方はぜひ別の記事もご覧ください。

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